強化合宿のため、アゲハの紹介で魅影の元を訪れたアイラ、ルナ、ヒビキ、ミコト。 魅影から出される修行をこなし、日々着々と基礎体力を養っていく。そして最終日、魅影はあの世への入口と呼ばれる魔窟"妖魔だまり"に潜入し「禁断の巻物」を時間内に取ってくるという使命をアイラたちに授ける。 危険と理解した上で、4人はこの任務を引き受けるが、洞窟に立ち籠める瘴烟(しょうえん)がもたらす影響は、想像以上の困難を伴うのだった。 砂漠の幻影に捉まり、鬼の栖(す)に隔離されてしまったルナは、苦闘の末新たに体得した技でもって親玉・大食(おおじき)を倒すと、辛くもこの幻影を突破する。 無事メンバーと再会し、最深部を目差して奧へと進む。しかし、その行く手にはまたしても障害が立ちふさがる。 ほの暗い不気味な森の先に待ち受ける、禁忌の正体とは……